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ATMにとても似ているCD（キャッシュディスペンサー）という機械はご存じでしょうか。
銀行や空港、駅などで見かけたり、アコムなどのあるキャッシュコーナーで見たことのある方もいるかもしれません。
ここでは、ATMとキャッシュディスペンサーの機能と使い分け方法について解説します。
この記事を読み進めることで、カードローンを利用している方の「ATMとキャッシュディスペンサーは何が違うのだろう」という疑問が解決できれば幸いです。
ATMとは？主要な機能をおさらい
ATMは「Automatic Teller Machine(オートマティック・テラー・マシン)」の頭文字を取ったもので、日本語で表記すると「現金自動預払機」です。
1980年頃から次第に全国に広がっていき、今ではコンビニにも設置され、当たり前の存在となりました。
- 預金の預入れ・払出し
- 振込み（現金またはキャッシュカード利用）
- 通帳記載
- カードローンの返済
- カードローンの借り入れ
- キャッシュカードによる残高照会
- 引き出し限度額の変更（引き下げ） など
参考：一般社団法人 全国銀行協会「銀行窓口代わりのATM（現金自動預払機）」
現金自動預払機という名前から分かるように、お金を預ける機能、支払いの機能の両方が備わっています。
設置している会社や機械のメーカーによってはATM一台で様々な機能を利用でき、窓口へ行かずとも手続きを完了させられる場合もあります。
CDとは？利用できる機能について
CDとは、「Cash Dispenser（キャッシュディスペンサー）」の頭文字をとった略称です。日本語では「現金自動支払機」と呼ばれます。
日本では1970年頃にキャッシュディスペンサーが住友銀行（現三井住友銀行）の支店に設置され、普及していったといわれています。
現在も主にキャッシュコーナーに設置されています。
- 預金の引出し
- 残高照会
- カードローンの借り入れ
- 提携先のクレジットカードによるキャッシング
参考：一般社団法人 全国銀行協会「現金の出し入れ専用のCD（現金自動支払機）」
ATMと比較するとできることが少なく、日本語名の通り入金（預け入れ）はできません。
見た目はよく似ていますが、その機能は全く異っているのです。
ATMとキャッシュディスペンサー、どう使い分ける？
ATMは入出金可能で多くの機能が備わっていることはお伝えした通りです。
対してキャッシュディスペンサーは出勤専用で機能が制限されている分、相対的に顧客の利用時間も短くなり、混雑が緩和できる傾向にあります。
そのため、現金の払い出しや残高照会、カードローンの借り入れが目的であれば、キャッシュディスペンサーを使用するという使い分けもできます。
なお、ATM、キャッシュディスペンサーの営業時間は以下が一般的です。
| 平日 | 8：00～21：00 |
|---|---|
| 土曜・日曜・祝日 | 9：00～17：00 |
参考：一般社団法人 全国銀行協会「ATM・CDの営業時間」
取り扱い銀行によりますが、時間帯や条件によって手数料を無料にする場合もあるため、事前に確認しておくとお得に利用できるでしょう。
また、24時間引出し可能なATMを設置している場合やコンビニエンスストアにATMを設置している場合も多くあります。
どちらでも借入は可能！
ATMはわざわざ銀行窓口まで行かずとも、カードローンの借入から返済、さらに外貨預金や投資信託の契約・解約、キャッシュカードの暗証番号の変更まで可能な場合もあります。
ただ、借り入れや残高照会が目的であればキャッシュディスペンサーでも対応可能です。
利用する目的が現金の引き出しであればキャッシュディスペンサー、それ以外の機能が目的であればATMと使い分けて利用すると良いでしょう。
目的がはっきりしていれば、利用用途によって異なる使い分けが可能になります。
ATM、キャッシュディスペンサーを上手に使い分けて、便利なマネーライフを送りましょう。
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